2019年第7回公共政策セミナー
2019/12/11
本日第7回公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。
◆日時:12月11日10時~12時半頃
◆発表者1.楠瀬まゆみ(大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻博士後期課程)
◆タイトル:研究におけるベネフィットシェアリングに関する倫理的
◆要旨:研究倫理の文脈においてベネフィット・シェアリング(benef
分野の一つである。従来、研究におけるヒト試料・情報の提供に関しては利他主義に基
◆発表者2.河合香織(大学院学際情報学府文化・人間情報学コース修
◆タイトル:遺伝的特徴における結婚差別とは何か
◆要旨:遺伝的特徴に基づく差別とは、科学的に解析あるいは検査されたゲ
報告書「共につくる臨床研究~患者と研究者の対話から~Ⅱ」ができました(武藤・藤澤・木矢)
2019/11/25
私たちはこれまで、日本網膜色素変性症協会(JRPS)からご縁を頂き、本邦で初めてiPS細胞の臨床応用に挑まれた髙橋政代先生(理化学研究所・2019年7月迄)との対話の機会に恵まれてきました。その内容は、2014年7月28日に「共につくる臨床研究~患者と研究者の対話から~」という報告書として取りまとめました。
本邦では、2014年に滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)シート移植に関する臨床研究が実施され、その後も、複数の疾患に対する臨床研究が計画・実施されてきました。未知のリスクを伴う臨床研究であること、そして社会的な期待が過度に高まっていることなどを踏まえ、研究計画の立案段階から研究者と対象疾患の患者が対話をすることは必要であるとされています。再生医療分野では、臨床研究に関する啓発をしながら、研究計画や方向性への意見を陳情する取組みをJRPSが先駆けとなって実施してきましたが、こうした取組みは、今後、ますます重要なものになると考えられます。
このたび、網膜色素変性症(RP)に対する臨床研究の実施が近づいてきたことから、再びご縁を頂き、2018年11月18日に「JRPSワークショップ2018 in 神戸〜網膜再生医療臨床試験・患者からのアプローチ〜」をJRPSと共催させて頂くことになりました。今回も髙橋政代先生にご協力いただき、「臨床試験を成功させるために、患者は何ができるか、何をすべきかを考える」ことをテーマに、RP患者さんやご家族と一緒に考え議論しました。さらに、この企画は神戸会場と東京会場、札幌会場をオンラインでつなぐ3元中継の試みとして開催されました。本報告書は、この日の発言録をもとに、読者が追体験できるように再構成したものです。
この報告書冊子の入手をご希望の方は、pubpoli@ims.u-tokyo.ac.jpまでお申し込みください。
また、テキストデータもPDF版とword版の2種類をご用意しています。音声読み上げソフトの仕様等に合わせて、お好きなほうをダウンロードしてください。
※ この報告書作成にあたり、日本医療研究開発機構(AMED)「再生医療の実現化ハイウェイ」における、「再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究」(課題D)より財政的支援を得ております。ここに御礼申し上げます。
2019年第6回公共政策セミナー
2019/11/13
本日第6回公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。
◆日時:11月13日10時~12時半頃
◆発表者1.高嶋佳代(大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻博士後期課程)
◆タイトル:患者対象のFIH試験における倫理的課題の検討
◆要旨:治療法開発において初めて人を対象とするFirst in Human(FIH)試験では、安全性を確認することが主な目的
◆報告2.飯田寛(大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻博士後期課程)
◆タイトル:修士課程と博士課程の研究の状況
◆要旨:修士課程で研究した「日本における生命保険と発症前遺伝学
「日本遺伝カウンセリング学会誌」にダウン症候群に関する論文が掲載されました(神原)
2019/11/11
学術支援専門職員の神原です。
このたび、日本遺伝カウンセリング学会誌に下記の論文が掲載されました。
神原容子、竹内千仙、川目裕、持丸由紀子、佐々木元子、三宅秀彦
「成人期ダウン症候群において必要とされる情報提供と家族支援のあり方」
日本遺伝カウンセリング学会誌、第40巻3号、101-108頁(2019年10月)
ダウン症候群のある方々の平均寿命の延長に伴い、ダウン症候群のある成人に対する健康管理と合併症治療の重要性は増しています。
成人期のダウン症候群のある方とその家族を対象に開催した「大人のダウン症セミナー」において、参加者を対象に質問紙調査を行い、情報提供と家族支援のあり方について検討を行いました。
その結果、ダウン症候群のある方の親は、成人後の認知機能と認知症、情緒と行動異常などに高い関心があることが明らかになりました。
このような、セミナーの取り組みは、家族が望むダウン症候群に関する情報提供の役割を果たし、今後の情報提供の場として有用であると考えられました。
2019年第5回公共政策セミナー
2019/10/09
本日第5回公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。
◆日時:10月9日11時~12時頃
◆発表者:北林アキ(大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻博士後期課程科)
◆タイトル:患者・市民の視点を踏まえた医薬品情報の提供を実現す
◆要旨:医薬品は、品目毎に厚生労働省の承認を受けて初めて製造販
非介入研究の中央倫理審査についてお聞かせください!ワークショップ開催のご案内(10/7)
2019/09/11
治験については臨床研究中核病院等を中心とする中央治験審査委員会にて、また、「臨床研究法」に基づく特定臨床研究では認定臨床研究審査委員会にて中央倫理審査を行うための基盤整備が進められてきました。しかし、観察研究等の介入を伴わない研究(以下、非介入研究)に関しては、倫理指針で一括審査を認めているものの、その基盤整備はされてきませんでした。
そのため、AMEDでは平成30年度より非介入研究の中央倫理審査に向けた基盤整備が進められ、私たちも、本年度、基盤整備に向けた取り組みを行うことになりました。
中央倫理審査の実践においては、倫理審査の委託又は受託に関する手続きの多くを事務局が担うことになるため、その基盤整備において事務局の方のご意見は極めて重要と考えています。そこで、倫理審査委員会事務局の皆様にお集まりいただき、非介入研究の中央倫理審査を関するご意見をお聞かせいただくためのワークショップを企画しました。
当日は、平成30年度に「多機関共同非介入研究における倫理審査集約化に関するガイドライン」(案)を作成した東北大学病院 臨床研究推進センターの先生に同ガイドラインの解説もしていただく予定です。ご多忙とは存じますが、是非ともご参加くださいますようお願い申し上げます。
【対象】 倫理審査の委受託に関心のある倫理審査委員会事務局の方
(委受託経験の有無は問いません。未経験または経験の浅い事務局の方々も歓迎!)
【日時】 2019年10月7日(月) 14:00~16:30(受付開始:13:30~)
【会場】 TKP品川カンファレンスセンター バンケットホール4J(品川駅から徒歩1分)
【お申込み〆切】2019年9月27日(金)
アリス・ウェクスラー氏と若手研究者の交流研究会(9/26)
2019/09/11
アリス・ウェクスラー氏(遺伝病財団理事)と若手研究者との交流研究会を開催します
【概要】
米国遺伝病財団の理事でいらっしゃるアリス・ウェクスラーさんを日本にお招きし、交流研究会を開催いたします。アリスさんは、ハンチントン病(HD)の当事者家族であり、また、歴史家としてHDに関する著作を多く執筆されています。研究会では、米国におけるHDの「発見」を描いた著作 The Woman Who Walked in to the Sea: Huntington’s and the Making of a Genetic Disease(Yale University Press; 2008)を題材に、お話いただく予定です。また、後半では、難病や遺伝性疾患をフィールドに調査を行っている日本の若手研究者から話題提供を行います。
ディスカッションを通じて、日米の患者会活動や科学コミュニティとの関わりについて、意見交換ができれば幸いです。
なお、報告とディスカッションは英語で行われます。
(※注:患者さん、ご家族、一般の方々が対象の講演会は別日程(9/29(日))で開催されます。ご関心のある方は、こちらをご覧ください)
Young Scholars with Alice Wexler Event
【日時】 2019年9月26日(木) 10時~13時頃
【場所】 東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター3階
公共政策研究分野 セミナー室
(東京都港区白金台4-6-1)
[アクセス・キャンパスマップ]
【プログラム(話題提供者)】
司会者:Kaori Muto 武藤 香織
東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 教授
1)Alice Wexler
米国遺伝病財団 理事
2) Saori Watanabe 渡部 沙織
東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野
日本学術振興会特別研究員PD
3)Izen Ri 李 怡然
東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 特任研究員
【対象】関心のある研究者の方々
【参加方法】以下の「申込みをする」ボタンより事前にご登録ください。
【主催】 東京大学医科学研究所公共政策研究分野
【お問い合わせ】
東京大学医科学研究所 公共政策研究分野
E-mail: event@pubpoli-imsut.jp
2019年度第4回公共政策セミナー
2019/09/11
本日第4回公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。
◆日時:9月11日13時半~16時頃
◆発表者1.神原容子(東京大学医科学研究公共政策研究分野 学術支援専門職員)
◆タイトル:成人期ダウン症候群において必要とされる情報提供と家族支援のあり方について
◆要旨:ダウン症候群のある方々の平均寿命の延長に伴い、ダウン症候群のある成人に対する健康管理と合併症治療の重要性は増している。成人期のダウン症候群のある方とその家族を対象に開催した「大人のダウン症セミナー」の取り組みと、現在行っている研究内容について報告する。
◆発表者2.永井 亜貴子(東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 特任助教)
◆タイトル:がん遺伝子パネル検査に対する患者・市民の態度に関す
◆要旨:がん組織の遺伝子を一括して網羅的に調べるがん遺伝子パネ
「薬理と治療」に臨床研究法に関する論文が掲載されました(船橋、井上)
2019/09/02
特任研究員の船橋です。
このたび、「薬理と治療」に臨床試験法に関する以下の論文が掲載されました。
船橋亜希子、井上悠輔
臨床研究の「記録」に関する新しいルール
―臨床研究法をいかに理解し、いかに守るべきか?―
薬理と治療47巻Suppl 1, 37 - 41 (2019)
データ不正事案を背景に成立した臨床研究法は、データの「保存」義務に違反した場合に、50万円以下の罰則を設けています。
そこで、本稿においては、診療・研究に関する記録の保存に関する規制について整理・検討を行いました。
本稿に取り組む中で、改めて、臨床研究法の定義の問題、そもそもの理解の難しさ、それに伴う遵守の難しさを痛感し、そこから、副題をつけました。
倫理指針による規制から、臨床研究法という法律による規制に移行したことは、どのような波及効果を有するでしょうか。
今後の動きにも、引き続き注視する必要があると考えています。
講演会「医療・研究開発に意見を言える患者像を目指して~欧州の取組みに学ぶ~」(9/7)
2019/08/16
講演会「医療・研究開発に意見を言える患者像を目指して~欧州の取組みに学ぶ~」を開催します
【概要】 近年、諸外国では、医療・研究開発における患者・市民参画の推進が進められており、日本でも注目が高まっていますが、患者が学ぶ機会を確保することが課題となっています。欧州では、「欧州患者アカデミー」(European Patients’ Academy on Therapeutic Innovation(EUPATI))という、医薬品の研究開発に関する患者の知識向上を目的とした教育資材が開発され、多くの卒業生を輩出しています。日本でも、患者が知識や役割を学び、多様な経験を生かしつつ、活動できる環境を整えることが必要です。そこで、欧州での取組みを学ぶため、「欧州患者アカデミー」から専門家をお招きして、講演会を開催することとなりました。ぜひふるってご参加ください。
【日時】 2019年9月7日(土) 14時~16時(開場13時30分)
【場所】 東京大学医科学研究所1号館講堂
(東京都港区白金台4-6-1)
[医科研アクセスマップ]
[医科研キャンパスマップ]
【プログラム】
1)講演
講師 マシュー・メイさん
欧州患者フォーラム (European Patients' Forum)
プログラム・コーディネーター
2)質疑応答
【対象】 関心のある患者さん、ご家族、一般の方々
【参加方法】参加費無料。以下の「申込みをする」ボタンから事前の参加申込が必要
【通訳】 遂次通訳のご用意があります
【主催】 東京大学医科学研究所公共政策研究分野(AMED「再生医療の実現化ハイウェイ再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究(課題D)」)
【共催】 患者・市民参画コンソーシアム
【お問い合わせ】
東京大学医科学研究所 公共政策研究分野
E-mail: event@pubpoli-imsut.jp
アリス・ウェクスラー氏(遺伝病財団理事)講演会(9/29)
2019/08/16
アリス・ウェクスラー氏(遺伝病財団理事)講演会を開催します
【概要】
アリス・ウェクスラーさんは、HD(ハンチントン病)の当事者家族として国際的に著名であり、歴史家としてHDやご自分のご家族に関する数々の著作を執筆されています。また、アリスさんのお父様が創設された、遺伝病財団 (Hereditary Disease Foundation) は、1970年代から基礎研究者への投資を開始し、今日の米国の患者団体のモデルとなりました。このたび、アリスさんを日本にお招きすることになりました。難病の当事者が閉じこもらず、科学や社会と積極的に関わりながら生きること、歴史的にみたHDなどについて、お話をしていただきます。
※ HD(ハンチントン病)は、常染色体優性遺伝の神経変性疾患です。この疾患は、欧米の優生政策において重要な標的となった過去をもつ反面、ヒトゲノム解析研究が開始されたときにはHDの当事者が倫理的法的社会的課題を考えるグループのリーダーとなったり、幹細胞治療研究でもHDを対象とした取組みが早々に実施されるなど、難病の研究開発において様々な経験をしてきました。日本でも指定難病となっています。
【日時】 2019年9月29日(日) 14時~16時(開場13時30分)
【場所】 東京大学医科学研究所1号館講堂
(東京都港区白金台4-6-1)
[医科研アクセスマップ]
[医科研キャンパスマップ]
【対象】 関心のある患者さん、ご家族、一般の方々
【参加方法】参加費無料。以下の「申込みをする」ボタンから事前の参加申込が必要
【通訳】 遂次通訳のご用意があります
【主催】 東京大学医科学研究所公共政策研究分野(AMED「再生医療の実現化ハイウェイ再生医療研究における倫理的課題の解決に関する研究(課題D)」)
【共催】 日本ハンチントン病ネットワーク
【お問い合わせ】
東京大学医科学研究所 公共政策研究分野
E-mail: event@pubpoli-imsut.jp
2019年度第3回公共政策セミナー
2019/07/10
本日、2019年度、第3回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。
◆日時:7月10日(水)13時半~15時頃
◆発表者:李怡然(東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 特任研究員)
◆タイトル:家族内における遺伝性がんの「リスク告知」に関する研
◆要旨:がんゲノム医療の推進に伴い、疾患の早期発見や予防、治療
本研究では、上記の問題意識を出発点に、HBOC患者と家族への
2019年度第2回公共政策セミナー
2019/06/12
本日、2019年度、第2回目の公共政策セミナーが開かれました。
ゲストスピーカーの方にもお越しいただきました。
内容は以下の通りです。
◆日時:6月12日(水)13時半~16時頃
◆発表者1:船橋亜希子(東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 特任研究員)
◆タイトル:最先端医療における刑事過失責任を考える
◆要旨:2017年度より「がんゲノム医療」という最先端の医療に
◆発表者2:中田はる佳(国立がん研究センター 社会と健康研究センター生命倫理・医事法研究部 研究員)
◆タイトル:未承認薬へのアクセス方法に関する日米比較
◆要旨:保険診療によるがん遺伝子パネル検査の導入や、人工知能技
「身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」について(武藤)
2019/06/06
厚生労働省より、「身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」について、各都道府県の関係主管部局宛に通知が発出されました(社援発0603第1号、社援保発0603第2号、障障発0603第1号、老振発0603第1号)。これは武藤が分担研究者として参加した、平成 30 年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業) 「医療現場における成年後見制度への理解及び病院が身元保証人に求める役割 等の実態把握に関する研究」班(研究代表者 山梨大学大学院総合研究部医学域 社会医学講座 山縣 然太朗教授)の研究班の成果の一部です。
様々な方々の調査協力を得て、成年後見人できること、身元保証人(ビジネス)に頼らなくてもできることを整理し、成年後見人制度をはじめとする諸制度との調整も経てまとめられたものです。このガイドラインのご紹介ご批判もかねた事例検討会など、ぜひ多職種での対話の機会を増やしてくださいませ! ぜひご覧下さい。
【院生室より】第19回東京大学 生命科学シンポジウムに参加してきました。
2019/05/30
4月20日に平成最後の「第19回東京大学 生命科学シンポジウム」に参加し、ポスター発表の機会をいただきました。
武藤研からは、大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻博士後期課程1年の高嶋佳代さんが「幹細胞治療研究に関する報道とソーシャルメディアの影響に関する一考察」について発表されました。また、同じく同課程の楠瀬まゆみが「研究領域における情報銀行(情報利用信用銀行)システムの影響と便益・利益の検討」について発表しました。文系のポスターは、武藤研の2名だけだったようでアウェイ感もありましたが、休日にもかかわらず武藤研から北林さんが応援に来てくださり、大変心強かったです。
異なる領域の方々が多かったですが、足を止めてポスターを見てくださり、質問やコメントを沢山いただきました。今後の研究につながるような示唆もいただき、大変貴重な機会となりました!
(D1- 楠瀬まゆみ)
2020年度大学院進学について
2019/05/27
公共政策研究分野では、以下の2つの大学院における修士(博士前期)・博士のそれぞれについて入学・進学を受け入れています。
出願にご関心のある方は、事前にご連絡をお願いしております。研究計画書(書式自由)とともにpuppoli[@]ims.u-tokyo.ac.jp 宛てにお送り下さい。
なお、出願にあたっては、大学院主催の説明会にもご参加下さい。
1.新領域創成科学研究科
メディカル情報生命専攻 医療イノベーションコース
担当教員:武藤、井上
http://www.cbms.k.u-tokyo.ac.jp/lab/muto.html(ラボ情報)
http://www.cbms.k.u-tokyo.ac.jp/admission/schedule.html(入試)
2019年6月1日(土) 入試説明会(ラボ紹介 10:25-12:40 Meet the Professor 12:40-13:00)には、井上が参加します。オープンラボは開催しません。
2.情報学環・学際情報学府
文化・人間情報学コース
担当教員:武藤
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/faculty/muto_kaori(ラボ情報)
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/admissions(入試)
2019年6月8日(土)10:00-12:00 文化人間情報学コース入試説明会には、武藤が参加予定です。
2019年6月8日(土)13:30 – 16:30 2020年度東京大学大学院学際情報学府入試説明会でのブース展示は行いません。
【院生室より】日本産業衛生学会に参加してきました
2019/05/26
名古屋国際会議場で開催された第92回日本産業衛生学会に参加してきました。
この学会は主に産業医で構成されるものであり、私は主に労働者の両立支援(労働者が病気にかかっても継続して働くことを支援すること)をトピックとした口演、シンポジウム等を聴講しました。労働者からの視点では労働者の生き方の尊重及び収入の確保、事業者の視点では労働者の高齢化対応及び労働力の確保の点から両立支援の取組みは重要だと考えられています。特に65歳までにがんにかかる労働者は男女とも15%であり、そのうち30%が退職している実態の改善が求められています。厚労省が推進している対策としては、がん検診の啓発、会社全体が正しく知る、がんになっても働き続ける環境をつくる、というものです。産業医は労働者の相談の窓口として役割が期待されていますが、メンタル不調に関する窓口として産業医は認知されているものの、両立支援としての認知はまだ低いことが実態のようです。また、産業医は主治医の意見を参考に両立支援を講じますが、主治医は就業よりも治療優先で、産業医の存在を知らず、双方向のコミュニケーションがまだ構築されていないことが実態のようです。その他、子育支援の出来ている企業は両立支援も進んでいるといったような発表や不妊治療と就業の両立の困難さに関する発表などもありました。当学会に参加したことで、両立支援の実態とその中での産業医の役割とその課題の概要を把握することができたと思います。
私としては産業医が参照する健康情報にゲノム情報が加わった場合に、労働者のプライバシーを保護して、産業医がゲノム情報をもとにどのように発症前の労働者に寄り添い、発症後の両立支援を準備するのか、発症後にどのように両立支援をするのかに関心があります。引き続き、当学会の情報を含めて研究を進めていきたいと考えています。
学会に参加させていただきありがとうございました。
(D1 飯田寛)
2019年度第1回公共政策セミナー
2019/05/08
本日、2019年度第1回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。
◆日時:2019年5月8日(水)13時30分~16時00分
◆発表者1.木矢 幸孝(東京大学医科学研究所 公共政策研究分野特任研究員)
◆タイトル:身体変化への抵抗の意味
◆要約:神経疾患の多くは難治性で、いまだ治療法の確立には至っていない
◆発表者2.武藤 香織(東京大学医科学研究所公共政策研究分野教授)
◆タイトル:「身元保証」がない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人へ
◆概要:近年、身寄りがなく、意思決定が困難な状態にある人の入転院や医
【終了しました】「研究室説明会」(5月25日)に関するお知らせ
2019/04/15
※5月13日更新
入試の説明会のシーズンが近づいてまいりました。恒例の公共政策研究分野主催の説明会を今年も実施します。
★大学院につきまして
この公共政策研究分野は、以下の2つの大学院における修士(博士前期)・博士のそれぞれについて入学・進学を受け入れています。これらの大学院全体の説明会も参考いただいたうえで、この「研究室説明会」では、特にこの分野にご関心がある方を対象として、入試や進学後の日々について情報提供させていただきます。進学をご検討の方には、ぜひ足を運んでいただき、進路決定の参考にしてください。
1.新領域創成科学研究科
メディカル情報生命専攻 医療イノベーションコース
担当教員:武藤、井上
http://www.cbms.k.u-tokyo.ac.jp/lab/muto.html(ラボ情報)
http://www.cbms.k.u-tokyo.ac.jp/admission/schedule.html(入試)
2.情報学環・学際情報学府
文化・人間情報学コース
担当教員:武藤
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/faculty/muto_kaori(ラボ情報)
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/admissions(入試)
★研究室説明会の日時・場所は以下のとおりです。
日時:2019年5月25日(土)11時開始(14時ごろ終了予定)
場所:公共政策研究分野研究室(白金台キャンパス)
東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター・3階
http://www.pubpoli-imsut.jp/access/index.html
参加をご希望の方には事前登録をお願いしています。参加をご希望・予定の方はお名前とご所属、当日の緊急連絡先について下記までご連絡ください。
pubpoli@ims.u-tokyo.ac.jp(事前登録)
★当日の内容は以下のとおりです。
1. 研究室の紹介
2. 学生生活/研究関心の紹介
① ゲノム編集はどこまで認められるのか:一般市民の意識調査(仮)
② 家族内における遺伝性疾患の「リスク告知」の調査について(仮)
3. 入試制度の解説、各研究科の入試経験談の紹介
4. 質疑、進路相談
★教員との個別の面談を希望される方
当日に面談を希望する方は事前にお知らせください。後日改めての面談も受け付けています。
李 怡然さんが日本保健医療社会学会「園田賞」を受賞しました
2019/03/29
日本保健医療社会学会では、当該年度に発行された機関誌『保健医療社会学論集』に掲載された若手研究者による論文(総説、原著、研究ノート)のうち、著者(共著の場合は筆頭著者と読みかえる)の年齢が35歳未満であるか、また研究歴が10年未満とみなせるものを対象に、学会奨励賞として園田賞を授与しています。
このたび、『保健医療社会学論集』第29巻1号に掲載された「ゲノム医療時代における「知らないでいる権利」」(研究
本選考に携わって下さった関係者の皆様に心から御礼申し上げます。
李 怡然・武藤 香織
ゲノム医療時代における「知らないでいる権利」『保健医療社会学論集』29(1): 72-82, 2018.
(掲載から一年半を経過した時点でJ-STAGEにて公開される予定です)