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東京大学医科学研究所公共政策研究分野

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2015年度第4回公共政策セミナー

2015/09/30

本日、2015年度、第4回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2015年9月30日(水) 10時00分~12時30分

◆発表者:井上悠輔(医科学研究所、大学院新領域創成科学研究科)
◆タイトル:動物個体内での人臓器構築と「広い同意」
◆概要:一般市民および研究者を対象とした共通設問郵送調査の結果を踏まえ、人試料の動物への導入と「広い同意」について検討します。研究活動への試料提供について、提供者から使用計画ごとに個別に同意を取得する従来の方式に加え、最近では「広い同意」(broad_consent)が注目されるようになりました。この方式については、試料の柔軟な利活用が期待される反面、除外規定(exclusion_clause)や再同意の基準も並行して検討する必要があります。人試料を動物胚に導入して動物個体内で臓器を作成する研究について、個別に同意取得は必要でしょうか。この検討を事例として、専らバイオバンクの文脈で検討されてきた「広い同意」と、iPS細胞以降の再生医学研究との接続を考えたいと思います。

 

 

第69回 ジャーナルクラブ記録

2015/09/18

第69回(2015年9月18日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

神里:
プロフェッショナリズムの認知的基礎
リチャード・クルーズ、シルヴィア・クルーズ
医療プロフェッショナリズム教育  理論と原則.第一章.2012.

佐藤:
日本における新型出生前診断(NIPT)のガバナンス―臨床研究開始まで
松原洋子
生存学研究センター報告書.22:69-85.2014.

 

 

【院生室より】お楽しみ企画・飲茶会

2015/09/17

M2の藤澤空見子です。
やっと晴れ間が出てきたと思ったら、またはっきりしない天気が続いていますね。
晴れの日が恋しいです。

昨日は、院生が企画したお楽しみ企画ということで、「飲茶会」を開催致しました!
...と言っても、私達自身で飲茶を作ったわけではなく、研究室近くの中華料理店の飲茶食べ放題に行きました。
有名な中華料理店が期間限定で食べ放題を実施するということで、同期と「飲茶会」を企画し、研究室の方々と一緒においしい飲茶を堪能してきました。

今回の企画では、なんと合計8名が参加してくださいました!
わいわいと楽しいひとときを過ごすことができ、私自身にとっても良い気分展開になりました。
私も含め、皆さんつい食べ過ぎてしまったようで最後は口々に「苦しい」とおっしゃっていました。笑

不定期になるとは思いますが、今後もぜひこのような会を企画していきたいと思います。

(M2・藤澤空見子)

 

 

【院生室より】マレーシア大学の方が来訪されました

2015/09/09

M2の李怡然です。
台風18号の影響で大雨警報が出ていて、今後の進路が気になるところです。皆さまもどうぞお気を付けてお過ごし下さい。

本日の午後、マレーシア大学Cancer Research Malaysiaから院生2名と教授、日本語がとても流暢なアドミニストレーターの方が公共政策に来訪されました。がん等の基礎研究をされているとお聞きしていたので、うまくお話できるだろうか...とどきどきしつつも交流できることを心待ちにしていました。

こちらはスタッフの方3名、院生2名で出迎え、それぞれが以前発表したポスターを貼って紹介したところ、さっそく関心を示されて多くの質問やコメントをいただきました。生命倫理や研究倫理をはじめとする公共政策の活動やプロジェクトにも興味をもって下さり、こちらもマレーシアでの研究や院生生活について知ることができました。日本のおやつをつまみつつ(抹茶入りのお菓子や金平糖が好評でした!)リラックスした雰囲気の中で盛り上がり、2時間があっという間に過ぎました。

印象深かったのは、マレーシアではさまざまなエスニシティをもつ方が集まるので、宗教や文化的な背景、ジェンダーについて身近に考える機会が多いということです。医療や研究も含めて、そうした相手のバックグラウンドを意識しつつ接することが大切だという、先生のユーモアを交えたお話に、私たちも思わず引き込まれて聴き入っていました。

あいにくのゲリラ豪雨という天気でしたが、「マレーシアではよくある、大したことないよ」という冗談とともに笑顔で研究室をあとにされたご一行を見て、私たちもほっと和みました。

海外、特に東南アジア圏の先生や学生さんと交流する機会は少ないので、とても貴重な時間を過ごすことができたと思います。個人的には、英語で自分の研究関心を十分に伝えることができず、留学経験のあるスタッフの方に助けてもらう場面もありましたが、今後もこうした場を通じて、ぜひ多くの国の方と交流を広げられたらと思います。
 
 Thank you very much for coming all the way!

(M2 李怡然)

 

 

【院生室より】厚生労働省でのインターン

2015/09/05

はじめまして。M1の佐藤桃子です。
まだまだ公共政策に来て日が浅いのですが、きちんと発信していければと思います。よろしくお願いします。

さて早速ですが、8月の後半、厚生労働省でインターンシップを体験してきました。
受け入れ先は健康局の、「疾病対策課・臓器移植医療推進室」という部署です。
臓器移植と造血幹細胞移植(骨髄移植など)に関わる医療を取り扱っています。
この部署を希望したのは、生命倫理でよく扱われる移植というトピックにおいて、行政はどういった業務をするのだろうか…?と疑問に思っていたからです。
行ってみると、部署の方々は非常に親切に業務を教えてくれたり、見学に連れて行ってくれたりしました。
特に印象的だったのは、さい帯血バンクの見学です。
出産直後のお母さんの胎盤から採取され、白血病など血液の病気の方のために移植されるさい帯血は、液体窒素で厳重に保管しなければなりません。
巨大な液体窒素のタンクや、加工のための無菌室はなかなか見る機会がなく、興味深かったです。意外と採取する臍帯血は少ないんだな…と感じました。

他にも貴重な体験がたくさんできたので、冬学期以降の授業に活かしていければと思っています。

(M1・佐藤桃子)

 

 

第68回 ジャーナルクラブ記録

2015/09/04

第68回(2015年9月4日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

高島:
Return of genetic testing results in the era of whole-genome sequencing
Knoppers BM, Zawati MH, Sénécal K
Nat Rev Genet.16(9):553-9.2015.

藤澤:
Moving Beyond Social and Epistemological ‘Bundan’ in Fukushima
Vaughan, Tyson
5 Designing Media Ecology.3:52-57.2015.

佐藤:
Evaluation of non-invasive prenatal testing (NIPT) for aneuploidy in an NHS setting: a reliable accurate prenatal non-invasive diagnosis (RAPID) protocol
Melissa Hill et al.
BMC Pregnancy and Childbirth.14:229.2014.

 

 

再生医療実現化ハイウェイ・プロジェクトで行ったインフォームド・コンセント研修等についての論文が掲載されました。(楠瀬)

2015/08/18

South African Journal of Bioethics and Law に、下記の論文が掲載されました。

M Kusunose, F Nagamura, K Muto. Informed Consent in Clinical Trials Using Stem Cells: Suggestions and Points of Attention from Informed Consent Training Workshops in Japan. S Afr J BL 2015;8(2 Suppl 1):49-54. DOI:7196/SAJBL.8016

 2014年に世界に先駆けてiPS細胞を用いた臨床研究が実施され、再生医療への期待が高まっています。そのような中、患者さんに研究への参加をお考えいただくにあたって、リスクや利益等を含め研究について判断に必要な情報を提供し、治療との誤解を避け正しい理解のもと、自発的に参加を決めていただくというインフォームド・コンセント(IC)のプロセスの重要性は、被験者保護の観点からも高く認識されているところです。しかし、実際にどのように説明すればよいか、研究参加候補者の理解度や自発性をどのように図ればよいかといった実践的なICスキルを習得する場はそれほど多くありません。そこで我々は、2014年2回にわたりアメリカより講師を招いて、再生医療実現ハイウェイプロジェクトで研究におけるICに関与している方々を対象にし、役者に被験者候補者を演てもらってICを行うという、ロール・プレイ方式のIC研修を実施しました。
 本稿では、研修内容について報告するとともに研修から得られたICを行う上での留意点や、同じく2014に開催された患者会の皆さんとのワークショップの報告書から得られた、患者さんが研究参加にあたって知りたいと思う情報について検討し、ICを行う側のスキルの養成と教育の重要性について述べています。
 また本IC研修で用いられた研究の説明同意文書、患者情報提供書等については、テキスト化、ビデオ教材化の作業を開始しており、再生医療の文脈を超えてIC教育に利用できるようにしたいと考えています。

 

 

第67回 ジャーナルクラブ記録

2015/08/07

第67回(2015年8月7日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

神里:
プラセボに関する日本人の知識と臨床試験への参加意識に関するインターネット調査:2003年の2013年の比較
津谷喜一郎・小出宏・中野重行
臨床薬理46(4):199-210.2015

高嶋:
Adapting Standards: Ethical Oversight of Participant-Led Health Research
Vayena E, Tasioulas J
PLoS Med,10(3):1-5.2013

江:
「薬ネット販売解禁へ 大衆薬、原則全て対象」
日本経済新聞,2013年6月4日

李:
Research With Children
Bernard,Lo
Ethical Issues in Clinical Research: A Practical Guide, Philadelphia: LWW.
Chap.17,156-167.2009

佐藤:
ASHG POSITION STATEMENT Points to Consider: Ethical, Legal, and Psychosocial Implications of Genetic Testing in Children and Adolescents
Jeffrey R. Botkin et al.
American Journal of Human Genetics,97:6-21.2015

 

 

お子さん向けに採血やiPS細胞を用いた研究参加について説明した絵本を作りました!(楠瀬)

2015/08/04

 研究の中には、病気の治療法開発や創薬に向け、お子さんにもご協力をお願いする研究があります。「再生医療実現拠点ネットワーク事業」の中の「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」でも、お子さんに血液の提供をお願いすることがあります。

 成人の方に研究参加を考えて頂く場合、研究について説明を受け、自由な意思と判断に基づいて研究への参加を決めて頂く「インフォームド・コンセント」というプロセスがあります。お子さんの場合にも、保護者の方に研究についてご説明し許可を頂くほか、お子さんに対しても可能な限り説明を行い、研究参加について賛意(さんい)を求める「インフォームド・アセント」という考え方があります。ただし、お子さんの場合、理解力や判断能力が成長段階や個々のお子さんによってケース・バイ・ケースで異なってきます。

 そこで今回は、お子さん向けに採血と研究について説明した絵本を2種類作製しました。

「オレンジ色の絵本」は、読み聞かせを想定した7歳未満程度のお子さんを対象とした幼児用絵本です。研究の説明よりも、むしろ採血についての説明を主としています。この絵本は、研究だけでなく一般的な採血の説明にも使って頂ける内容だと思います。

「みどり色の絵本」は、小学校低学年を対象としており、研究の説明や提供して頂いた血液の役立て方、採血の方法等について説明した絵本です。

両者とも、楽しみながら読み進められるよう、遊びの要素をちりばめていますので、ぜひ一度遊んでみて下さい。

幼児用絵本は、こちらをクリック!
低学年用絵本は、こちらをクリック!

次回は、マンガを使った小学校高学年用の研究説明冊子を作製する予定です。

 

 

2015年度第3回公共政策セミナー

2015/07/29

本日、2015年度、第3回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2015年7月29日(水)10時00分〜12時30分

◆発表者:武藤香織(公共政策研究分野 教授)
◆タイトル:人文・社会科学研究の研究倫理教育について
◆概要:2014年に「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」が改正されて以降、人文・社会科学系の研究機関でも研究不正や研究倫理に関する大学院教育、Faculty Developmentが実施されるようになった。しかしながら、医学・生命科学分野以上に学問の手法上の多様性があること、事例が蓄積されていないことなどから、教育内容は未成熟な状況にある。本報告では、報告者が試行してきた教育内容を振り返りつつ、デブリーフィング、悪事の是認など特有の論点に関する検討を含め、人文・社会科学研究の研究倫理教育を体系化を目指すための論点整理をしたい。

◆発表者:岩本八束(新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 修士課程2年)
◆タイトル:メディアにおける「バイオバンク」の語られ方―日米の新聞記事比較を通して―
◆概要:現代の生命科学・医学研究において、ヒト試料を用いた研究は不可欠であり、ヒト試料の収集・保管・配布を行う「バイオバンク」は重要な役割をもつ。現在、その運用がもたらす社会的な影響にも注目が集まっており、「バイオバンク」は社会に対する責任を果たすことが求められている。しかし、これまで責任の観点から「バイオバンク」をめぐる科学コミュニケーションのあり方が実証的に検討されたことはなかった。そこで本研究では、「バイオバンク」を取り巻く利害関係者間で共通の媒体となりうるマスメディアの一つである新聞記事を用いて、「バイオバンク」がこれまでどのように語られてきたのかを分析した。今回の発表内容は、修士論文のドラフトとして作成した。

 

 

第66回 ジャーナルクラブ記録

2015/07/17

第66回(2015年7月17日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

神里:
国内における研究倫理コンサルテーションのニーズ:予備的質問紙調査
會澤久仁子・中田はる佳・土井香・大北全俊・松井健志
臨床薬理46(3):115-125.2015

佐藤:
Points to Consider: Ethical, Legal, and Psychosocial Implications of Genetic Testing in Children and Adolescents
ASHG/ACMG REPORT
American Journal of Human Genetics,57(5):1233–1241.1995

 

 

【院生室より】納会

2015/07/08

M2の藤澤空見子です。
最近は雨の日が多く、そろそろ梅雨明けが待ち遠しくなってきました。

7/7(水)、七夕の日に、納会を開催しました。
当研究室では、親睦会や半年間の慰労の意味合いを込めて、毎年7月に納会を行います。
今年はOBの方も参加してくださり、皆さんが笑顔で談笑している様子が印象的でした。
私も、昨年同様楽しく参加させていただきました。
今年は就活スケジュールが変わって就活時期真っ只中の時期ですが、就活中の院生の方々にとっても息抜きになったのではないかと思います。
私自身もリフレッシュできたので、また明日から研究に一生懸命励みたいと思います!

ちなみに、今年の納会は台湾料理のお店でした。
最近流行の台湾かき氷を食べることができ、感動しました...!
氷自体にミルクの風味があり、とても美味しかったです。

(M2・藤澤空見子)

 

 

第65回 ジャーナルクラブ記録

2015/07/03

第65回(2015年7月3日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

楠瀬:
Informed consent, parental permission, and assent in pediatric practice
Committee on Bioethics, American Academy of Pediatrics
Pediatrics.95(2):314-7.1995

佐藤:
Prenatal screening, reproductive choice, and public health
Stephen Wilkinson
Bioethics.29(1):26–35.2015

 

 

【院生室より】 学際情報学府修士論文中間発表会

2015/07/03

M2の李怡然です。
2015年も早くも半分が過ぎたことに驚いております。

7/1(水)に学際情報学府の修士論文中間発表会が行われました。
これは3月に修了予定の修士課程2年生が、主査・副査2名の先生方の前でこれまでの研究の進捗と今後の構想を15分間で発表し、10分間質疑応答に応じる行事です。M2の藤澤さんと私がそれぞれ発表を行いました。

前日も公共政策の先生方、スタッフのみなさんの前で予演を行い、時間配分や構成、予想される質問など多くのコメントと励ましのお言葉を頂きました。当日はうまく発表できるだろうかとどきどきしましたが、事前のご指導のおかげで二人とも無事報告を終えることができ、ほっとしております。

主査・副査の先生方からは、取り入れるとよい視点やもっと調査が必要な部分など、研究を進める上で大変参考になるコメントを頂くことができました。また、研究への暖かい応援の言葉も頂けて、今後も続けて頑張ろうというモチベーションにつながりました。今回は途中経過の報告といった形でしたが、これから本格的に調査や執筆に入っていく時期となるので、今一度自分の研究関心や目標を振り返るという意味でも有意義な機会となったと思います。

審査をしてくださった先生方、そして公共政策のみなさんの期待に応えられるよう、いただいたコメントを生かして、後半もこつこつ研究を積み重ねていきたいと思います。

(M2・李怡然)

 

 

【院生室より】東京大学生命科学シンポジウム

2015/07/02

M2の藤澤空見子です。

6/27(土)に、東京大学本郷キャンパスにて開催された「東京大学生命科学シンポジウム」に参加して参りました。
当研究室からは、李怡然(M2)と私が英語でポスター発表を行いました。
写真は、発表内容に興味を持ってくださった方との質疑応答の様子です。

私はこれが初めてのポスター発表で、かなり緊張しておりました...。
しかし、何名もの方が私達のポスターに興味を持ってくださり、非常に嬉しかったです。
来てくださった皆様に感謝の気持ちを抱くと同時に、いただいたコメントやアドバイスは今後の研究にせひ活かしていきたいと思います。
今回の発表は、とても貴重な体験となりました。

(M2・藤澤空見子)

 

 

新学術領域「システム癌新次元」に採択されました!(武藤)

2015/07/01

 文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 (研究領域提案型)(複合領域:4701)「システム癌新次元 ~がんシステムの新次元俯瞰と攻略~」の計画班として、当研究室から申請していた「ゲノム解析の革新に対応した患者中心主義ELSIの構築」が採択されました。領域代表は、宮野 悟教授(東京大学医科学研究所)で、計画班には稲澤譲治教授(東京医科歯科大学)、小川誠司教授(京都大学)、高橋 隆教授(名古屋大学)、岡田 随象教授(大阪大学)という錚々たるメンバーがおられます。研究期間は、平成27年度~31年度までの予定です。研究班のウェブサイトはこちらです。

 この計画班では、がんゲノム研究の大規模化により利活用しうる膨大なゲノムデータが創出され、また、がんの生涯罹患率の上昇も後押しする形で、「未病」段階から研究・診療目的のゲノム解析を経験する時代を迎えています。本研究は、これまで捉えられてこなかったがんに関する ELSI 課題を先取りし、がん研究者、情報系研究者と連携しながら新たな位相に位置するがん ELSI 研究を学問分野として錬成し、現在の我々の想像を超えたがんゲノム研究・診療を支え、時に対峙しうる人文・社会科学の枠組みを構築することを目指しています。

 これからどのような活動ができるか、しっかり考えて取り組んでいきたいと思います!

 

 

第64回 ジャーナルクラブ記録

2015/06/19

第64回(2015年6月19日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

洪:
WHO statement on the ninth meeting of the IHR Emergency Committee regarding MERS-CoV
WHO Statement
World Health Organization Media centre. 6.17.2015


李:
Conducting Research with Children: The Limits of Confidentiality and Child Protection Protocols
Emma Williamson , Trudy Goodenough1, Julie Kent and Richard Ashcroft
CHILDREN & SOCIETY.19:397-409.2005

佐藤:
When and how should new technology be introduced into the IVF laboratory?
Joyce Harper et al.
Human Reproduction.27(2):303–313.2012

 

 

2015年度第2回公共政策セミナー

2015/06/17

本日、2015年度、第2回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2015年6月17日(水)10時00分〜12時30分

◆発表者:楠瀬まゆみ(公共政策研究分野特任研究員)
◆タイトル:Japanese Public Attitude toward “Animals Containing Human Material”
◆概要:移植用臓器が慢性的に不足するなか、患者由来のiPS細胞を用い、動物体内で臓器を作製する研究が行われている。移植用臓器作製を目的とした、基礎研究のための動物性集合胚の作製は、「特定胚の取扱いに関する指針」によって認められている。しかし、作製した動物性集合胚を人や動物胎内に戻すことは同指針によて禁止されており、胚の育成期間も限定されているため、現在指針の見直しが検討されている。そこで我々は、2012年2月首都圏在住の一般生活者24名を対象に「人の要素を持つ動物(Animal Containing Human Material:ACHM)」に関する一般市民の意識、動物性集合胚研究とその規制への態度について試行的に質的調査を実施した。
 セミナーにおいては、本調査の英語論文原稿をもとに、調査結果について報告する。

◆発表者:藤澤空見子(大学院学際情報学府修士課程)
◆タイトル:非侵襲的遺伝学的検査(NIPT)をめぐる、遺伝カウンセリングと一般市民の関係
◆概要:2013年4月より、非侵襲的遺伝学的検査(Non-Invasive prenatal genetic test;NIPT)の臨床研究が開始された。NIPTは、これまでの出生前検査と比較すると、大々的な報道がなされた点や遺伝カウンセリングの利用が義務化されている点など、特徴的な点がいくつか存在する。2003年度から養成課程が新設された遺伝カウンセラーは、遺伝カウンセリングが義務付けられているこの技術において、どのように機能しているのだろうか。また、現場における「情報提供側」や「専門家」としての苦悩や葛藤はどのようなものなのか。本研究では、これまであまり焦点が当てられてこなかった遺伝カウンセラーの目線から見た遺伝カウンセリングの実態を明らかにするとともに、彼らの役割や機能を科学技術社会論の文脈の中で考察する。
 今回の発表内容は、7/1(水)〜2(木)に行われる学際情報学府中間審査のドラフトとして作成した。

 

 

第63回 ジャーナルクラブ記録

2015/06/05

第63回(2015年6月5日)

本日は、以下の文献が紹介されました。

永井:
Influence of individual differences in disease perception on consumer response to direct-to-consumer genomic testing
D.L.Boeldt, N.J.Schork, E.J.Topol, and C.S.Bloss
Clinical Genetics.87:225-232.2015

藤澤:
More than ‘information provider’ and ‘counselor’: Constructing and negotiating roles and identities of nurses in genetic counseling sessions
Olga, Zayts and Stephanie Schnurr
Journal of Sociolinguistics.18(3): 345-369.2014

李:
未成年者の医学研究への参加
永水裕子
桃山法学(23):17-44.2014

佐藤:
現代遺伝学の教育への影響に関する検討——優生学・優生思想を対象化するために
杉原徹
東京大学大学院教育学研究科 教育学研究室 研究室紀要(30):61–71.2004

 

 

【院生室より】学際情報学府入試説明会 ブース展示にお越し下さりありがとうございました

2015/06/04

M2の李怡然です。
いよいよ梅雨入りを迎える時期となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

5/31(日)に学際情報学府入試説明会が開催され、武藤研もブース展示に参加いたしました。

ブース展示では院生や教員と進学希望者が気軽にコミュニケーションできる場として、毎年多くの研究室が参加し賑わいます。今年は10名前後と例年以上に多くの方が足を止めて下さり、学部生から社会人まで、様々なバックグラウンドや関心をお持ちの方が研究生活や授業、入試のことなどについて熱心に質問をされていました。
皆様それぞれ興味深い研究テーマを考えられていて、私もお話を聞いていて刺激を受けました。
また、自分自身も大学院進学前に説明会に参加し、文理や分野を越えた幅広いテーマにわくわくしたことを懐かしく思い出しました。

時間や人手の都合によっては十分にお話ができなかったという方もいらっしゃるかもしれません。
振り返りを通して反省をまとめ、来年度以降はより来場者の方々に柔軟に対応できるよう、引き継ぎたいと思います。

お越し下さった皆様、本当にありがとうございました!

(M2 李怡然)

 

 
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