【院生室より】博士論文予備審査会

2014/11/12

D3の中田はる佳です。
今回は、先日行われた「博士論文予備審査会」についてご紹介します。

これは、3月修了予定の博士の学生を対象に、博士論文の概要と進捗を主査・副査の先生方の前で発表するもので、学位審査プロセスのひとつです。5月に行われた中間報告会では副査の先生方2名にお越しいただきましたが、今回は主査・副査の先生方全員にご報告をしました。審査会は、学生一人15分(発表10分・質疑応答5分)の持ち時間で、白金台と柏を中継して行われます。審査会に先立って、学生はA4用紙4枚の要旨を提出しており、当日はそれが要旨集としてフロアにいる人に配られます(予備審査会場には、発表者・審査員以外でも名簿に名前を書けば入れるようで、私も去年見学に行きました)。

10分という限られた時間で、発表形式は研究室によって様々で、実験結果と考察を中心に発表している学生もいましたが、私は研究全体の概観がわかるような形式にしました。質疑応答の時間には、主査・副査の先生方はもちろん、フロアにいらっしゃる他の先生方からも質問をいただきました。論文には、いただいた質問やコメントに応える内容を書き込んでいきたいと思います。学会発表と異なり、論文完成までに残されている課題を明示して、進捗がわかるようにしておくことも重要なポイントだと思いました。

短い時間で自分の研究を伝えるには、自分が考える最も大事なところ・相手に伝えたいところを明確に意識しておかなければなりません。研究の要点を集約する力、それを伝える力は普段参加しているジャーナルクラブやセミナーなどを通じて蓄積されているのだろうと感じました。

時が過ぎるのは早いもので、次のステップは、12月上旬の論文提出です。

(D3・中田はる佳)