【院生室より】博士中間報告会

2014/05/20

D3の中田はる佳です。少し間が開いてしまいましたが、院生はそれぞれ元気に活動しています。今年度はM1学生が2名増え、にぎやかな雰囲気になっています。

私は、今年度が博士課程の最終学年です。メディカルゲノム専攻の博士号取得に向けた第一歩として「博士中間報告会」というものがあります。これは、博士課程の研究進捗状況や論文の取りまとめ状況を、指導教員以外の先生方に報告し、アドバイスをいただく機会です。発表形式などは、学生とコメントをいただく先生方との間で自由に決めることができます。今回は、スライドでの発表会形式として研究の進捗報告をしました。

この中間報告会は、自分の研究を客観的に見ていただく非常に良い機会でした。公共政策研究分野ではメディカルゲノム専攻の中で社会科学寄りの研究を行っており、主に実験をして成果を出す他の研究室の先生方にはなじみが薄い研究分野でもあります。しかし、他分野の先生方に見ていただくことで、どこが伝わりづらいのか、自分の研究の価値を説明する上で足りないところは何かというところをはっきり認識することができました。

公共政策研究分野で行う研究の成果は、基礎研究を行っている先生方や臨床現場の先生方にも積極的に伝えていく必要があります。今回の中間報告会では、博士課程の研究方針だけでなく、今後の研究成果の伝え方についてもとても有用な示唆を得ることができました。

課題が見えたところで、引き続き研究をがんばって進めていきます。

(D3・中田はる佳)