~今年度を振り返って~ (院生室より)

2012/03/29

修士1年の佐藤未来子です。

今年度も残すところあと数日となりました。今年度は、残念ながらあまり頻繁にブログを更新することが出来ませんでしたが、来年度は新しく3人の院生さんも加わる予定ですので、乞うご期待です。

さて、今回は過去の記事で紹介したイベントの“その後”について、3つピックアップして報告したいと思います。

まず8月に取り上げた「南三陸町の訪問」についてのその後です。当時は、まだあまりスタンダードではなかった”一日限りのボランティア”について色々と葛藤しておりました。あれから半年以上が過ぎましたが、先日調べたところ、現在では1日だけのボランティアはかなりスタンダードになっているようでした(ボランティアプラットホーム)。当時は葛藤を抱えながらのボランティアとなってしまいましたが、次回また行くときは、「1日限りのボランティア」に精一杯のパワーを込めて、「サイエンス・カフェ」を提供しに行きたいなと、今は思っています。

9月に取り上げた「ジャーナル・クラブがスタート!」についてのその後です。あれから今年度のジャーナル・クラブは9月~3月で全11回が終了しました。院生としては、毎回発表したりディスカッションの時間には積極的に発言をしたりしたいと思いつつ、他の課題に手一杯でなかなか思うようなペースで論文を読むことができなかったり、皆さんのディスカッションが非常に高レベルで勉強になるのでついつい聞き入ってしまうことの方が多かったというのが正直なところでした。来年度は公共政策のメンバーは3人増える予定で、おそらくジャーナル・クラブでの議論もより活発になると思います。そういった貴重な場を最大限活用するためにも、今後はもっと時間を上手に使って論文を読み、ディスカッションでも積極的に議論できるようにして、将来につながるかもしれない自分の引き出しを、どんどん増やしていきたいと思っております。

11月に取り上げた「初の学会発表!」についてのその後です。あれから今年度の学会発表は、12月のSTS学会では口述発表(15分)、分子生物学会ではポスター発表(1時間)、全部で3つの発表を経験させて頂きました。12月の分子生物学会のポスター発表では、11月の学会で皆様から頂いたご示唆をもとに新たな角度から分析し直し、そこから得られた結果をまとめて発表させて頂きました。発表の回を重ねるたびに、研究者の方とのディスカッションがどんどん楽しくなっていったのを覚えています。入学された院生さんには、ぜひ年に1回と言わず、積極的に学会発表に挑戦してほしいと個人的には思います。

振り返ってみると、本当にたった1年間の間に起きた出来事なのかと思うほど、色々なことを経験させて頂きました。もちろん、ブログには描き切れていないけれど印象にのこっている出来事も沢山あります。
まだまだ修士号の取得までには大きな山場が残っておりますが、まずはこの1年間、こんなにも充実した研究室生活を送れたことを嬉しく思います。今後とも、研究室の皆様から頂いたご助言等をしっかりと心に留めながら、より一層研究に励んでまいります。