日本保健医療社会学会教育講演の論文が掲載されました(武藤)

2025/03/15

2024年5月に開催された、第50回日本保健医療社会学会大会で教育講演を担当しました。その内容をまとめた論文が公表されました。

武藤香織「弱い立場にある人々とともに進める研究——アイヌ民族や被爆者を対象とした研究からの教訓——」

保健医療社会学論集 35(2): 7-13, 2025.

DOI:  https://doi.org/10.18918/jshms.35.2_7

この教育講演は、大会長である吉田澄恵さんが定めた大会のメインテーマ「『弱い』ままで生きられる社会のために」に頭を悩ませた結果、歴史的不正義によって脆弱な立場に置かれた2つのコミュニティと研究のあり方について考えたことをまとめたものです。ご批判を賜れれば幸いです。

吉田さんの大会長講演のまとめである「弱いままで生きられる社会のために——知の開発と共有へ——」(保健医療社会学論集 35(2): 1-6)は、吉田さんが人生を賭して挑む看護学と、保健医療社会学への愛にあふれた論稿です。ぜひご一緒にお読みください。