ヒトと動物のキメラ作成研究に関する論文が『生命倫理』に掲載されました(神里)

2011/10/12

「ヒトと動物のキメラを作成する研究はどこまで認められるか?-再議論に向けた検討課題の提示-」が生命倫理学会誌『生命倫理』Vol.21, No.1に掲載されました。
平成22年7月、ヒトiPS細胞を動物の胚盤胞に注入して動物性集合胚を作成する研究に関する届出が文部科学大臣になされ、これを契機に現行の「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」および「特定胚の取扱いに関する指針」に基づく動物性集合胚研究の規制について見直しの必要性が認識され始めています。拙稿では、複雑化しているヒトと動物のキメラに関する概念整理からはじめ、日本における現在の規制とその問題点、および、ヒトと動物のキメラ胚研究の規制のあり方について再議論を行う上での検討課題を考察しております。是非お読みいただければと思います!