「医療AI」に関する厚労省研究班の報告書が公表されました。

2021/06/08

「医療AI」のELSI(倫理、法、社会課題)について、厚生労働省の研究班が2019年から活動しています。AI(人工知能)と「医療におけるAI」との距離感、研究開発から臨床応用まで、また文献検討から意識調査、市民行事まで多様な取り組みを展開してきました。ここではこれまでの報告書を掲載します(全文を以下の厚生労働省のウェブサイトから見ることができます)。

医療におけるAI関連技術の利活用に伴う倫理的・法的・社会的課題(2019、2020)

厚生労働科学研究費補助金政策科学総合研究事業(倫理的法的社会的課題研究事業)
報告1(2019年5月)https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/27001
報告2(2020年8月)https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/27612

医療AIの研究開発・実践に伴う倫理的・法的・社会的課題に関する研究(2021)

厚生労働科学研究費補助金政策科学総合研究事業(倫理的法的社会的課題研究事業)
中間報告(2021年5月)未掲載

その他、ご関心がある方は以下の文献もご参照ください。

  • 井上悠輔, 菅原典夫
    医療への人工知能(AI)の導入と患者・医師関係
    -AIの「最適解」をどう考えるか
    病院 79(9) 698 - 703 2020年9月
  • 武藤香織, 井上悠輔
    医療AIと医療倫理-患者・市民とともに考える企画の試みから
    医学のあゆみ 274(9) 890 - 894 2020年8月
  • 井上悠輔
    医療AIの展開と倫理的・法的・社会的課題(ELSI)
    老年精神医学雑誌 31(1) 7 - 15 2020年1月
  • 参照:日本医師会第Ⅸ次学術推進会議報告書
    「人工知能(AI)と医療」
    医療AIの展開と倫理的・法的・社会的課題(ELSI)、2018年6月
    https://www.med.or.jp/nichiionline/article/006805.html