2019年度第4回公共政策セミナー

2019/09/11

本日第4回公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:9月11日13時半~16時頃

発表者1: 神原容子(東京大学医科学研究公共政策研究分野 学術支援専門職員)
タイトル: 成人期ダウン症候群において必要とされる情報提供と家族支援のあり方について

要旨:

ダウン症候群のある方々の平均寿命の延長に伴い、ダウン症候群のある成人に対する健康管理と合併症治療の重要性は増している。成人期のダウン症候群のある方とその家族を対象に開催した「大人のダウン症セミナー」の取り組みと、現在行っている研究内容について報告する。

発表者2: 永井亜貴子(東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 特任助教)
タイトル: がん遺伝子パネル検査に対する患者・市民の態度に関する研究

要旨:

がん組織の遺伝子を一括して網羅的に調べるがん遺伝子パネル検査は、2018年4月より先進医療として実施され、有効性と安全性について検討が行われた。2019年6月からは、がん遺伝子パネル検査の2製品の保険適用が開始され、がんゲノム医療を実施する体制づくりが進められている。こうした状況の下、2018年に実施したがん遺伝子パネル検査に関するインターネット調査の回答者であるがん患者、がん患者の家族、市民を対象として、2019年8月に同検査に関するインターネット調査を行った。本報告では、がん遺伝子パネル検査を取り巻く状況が変化する中で、同検査に対する態度に変化があるかについて検討した結果を報告する。