2018年度第8回公共政策セミナー

2019/02/13

本日、2018年度、第8回目の公共政策セミナーが開かれました。
ゲストスピーカーの方にもお越しいただきました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2019年2月13日(水)13時30分~16時00分

発表者1: 神原容子(東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 学術支援専門職員)
タイトル: 遺伝カウンセリングについて

要約:

遺伝カウンセリングの概略と私が行っている遺伝カウンセラーの仕事についてご報告させていただきます。

発表者2: 渡部沙織(東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 日本学術振興会特別研究員PD)
タイトル: ジェネティック・シティズンシップ(遺伝学的市民権)に基づく難病患者研究参画の基盤整備に関する研究

要約:

本研究は、先進諸国で展開してきたジェネティック・シティズンシップ研究のパースペクティブを踏まえ、日本における患者を中心とする研究参画の実相と課題について医療社会学の手法を用いて調査分析する。シティズンシップ・モデルに基づく患者の主体的な研究参画を実現する制度的基盤、政策的含意について、明らかにする事が本研究の総合的な目標である。そのために本研究では、
(1)日本における患者の研究参画の実相に関する聴き取り調査、
(2)患者の研究参画の障壁に関するウェブ・郵送アンケート調査、
(3)アメリカ、欧州の患者レジストリに関する調査、
(4)日本の患者登録・レジストリに関する調査、
これら4つのフェーズの調査を実施する。本日はフェーズ2で実施した患者の研究参画の現状と課題に関するアンケート調査の概況と結果について、分析の経過を報告する。