2018年度第2回公共政策セミナー
2018/06/13
本日、2018年度、第2回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。
◆日時:2018年6月13日(水)13時30分~16時00分
発表者1: | 高嶋佳代(東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 特任研究員) |
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タイトル: | 臨床研究参加体験をsocial mediaに投稿する事の倫理的懸念 |
要旨:
臨床研究に関わるSocial mediaの活用は、研究対象者のリクルートや、日々進歩する研究分野におけるpublic engagementやアウトリーチ活動等に有用と考えられている。他方、研究参加者が参加経験をsocial mediaに投稿する事により、臨床研究の結果に影響を及ぼすようなバイアスがかかる可能性への懸念も指摘されている。そこで本発表では、研究参加者が参加経験をsocial mediaに投稿する事による問題点を提示し、その対応について考察する。
発表者2: | 神里彩子(東京大学医科学研究所 生命倫理研究分野 准教授) |
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タイトル: | 動物性集合胚研究をめぐる指針改正の動向 |
要旨:
現在、「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律施行規則」及び「特定胚の取扱いに関する指針」の改正案がパブリックコメントに付されています(6月28日まで)。
これは、動物性集合胚研究の取扱いに関する文部科学省内での議論を受けたもので、これまでの動物性集合胚研究の政策から大きな方針転換を示す内容となっています。
セミナーでは、この議論に関わってきた身として考えてきたこと、又、考えていただきたいことについてお話ししたいと思います。