企画展及びサイアートカフェ (Sci/Art Café) のお知らせ

2009/05/21

医科学研究所では、サイエンスと融合したアート作品の企画展を定期的に開催し、公共政策研究分野が企画・運営を担当しています。

今回は、『環境に反応して変化するデバイス』をテーマとした作品作りに取り組むtEntに、彼らの作品の一つである、『call<=>response』を提供頂きました。本作品は、鳥の発声学習をコンピューターアルゴリズムで再現した「自然を知るための道具」でもあります。期間中、近代医科学記念館に現れる『心象の森』を、是非味わいにいらしてください。

また、7月4日(土)には、2つのトークイベントを開催致します。ぜひご参加ください。


企画展「Reflection-心象の森へ」

作品名: call<=>response (サウンドインスタレーション)
アーティスト: tEnt(田中浩也さん、久原真人さん)
協力: (財)国際メディア研究財団、慶應義塾大学 田中浩也研究室
開催期間: 2009年6月27日(土)~7月12日(日)
休館日: 月曜日
場所: 東京大学医科学研究所近代医科学記念館
開館時間: 平日:10:00-18:00、土日:10:00-17:00
*最終日は14:00までの開館となります。
アクセス: 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金台駅2番出口より
東京大学医科学研究所正門入って左手すぐ
入館料: 無料

アーティストトーク「調整と調律:身体と自然への相互アプローチ」
-身体を知り調律することを目指す研究者と、自然を知り調律することを目指すアーティストとの対話-

後援: オーダーメイド医療実現化プロジェクト
日時: 2009年7月4日(土)11:00~12:00
ゲスト: ・玉利真由美さん(理化学研究所ゲノム医科学研究センター 呼吸器疾患研究チーム チームリーダー)
・tEnt(田中浩也さん)
場所: 東京大学医科学研究所近代医科学記念館
(〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1)
アクセス: 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金台駅2番出口より
東京大学医科学研究所正門入って左手すぐ
参加するには: 参加費は無料です。予約が必要です。お問い合わせ先にお申し込み下さい。

サイアートカフェ「アレルギー:生活と研究の変遷」
-変遷するアレルギーの生活と、遺伝子に迫る研究の最先端を、研究者と患者会代表の経験をふまえた対談を通してお伝え致します-

後援: オーダーメイド医療実現化プロジェクト
日時: 2009年7月4日(土)13:30~15:30
ゲスト: ・栗山真理子さん(NPO法人アラジーポット専務理事)
・玉利真由美さん(理化学研究所ゲノム医科学研究センター 呼吸器疾患研究チーム チームリーダー)
場所: 東京大学医科学研究所近代医科学記念館
(〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1)
アクセス: 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金台駅2番出口より
東京大学医科学研究所正門入って左手すぐ
参加するには: 参加費は無料です。予約が必要です。お問い合わせ先にお申し込み下さい。

<アーティスト紹介>

tEnt(テント)は、自然環境で起こる現象を変換し新しい風景を表現することをテーマに,試行錯誤を繰り返しながら,設置された土地の気候条件に反応して変化する環境デバイスを製作している、アーティストユニット(田中浩也さん、久原真人さん)です。これまで,つららや吹雪,波を観測対象とした作品があり,北海道・真駒内公園やモエレ沼公園などで展示しています。

田中浩也さん
1975年、北海道生まれ。
2000年京都大学総合人間学部、同大学院人間環境学研究科修了後、東京大学空間情報科学研究センターを経て、現在、慶應義塾大学環境情報学部准教授。2000~2003年にかけて、東京芸術大学・多摩美術大学・駒澤大学の非常勤講師を歴任。博士(工学)
主な受賞に、日本建築学会優秀卒業論文賞、経済産業省認定・天才プログラマー/スーパークリエイター賞、第1回日本芸術学会DIVA賞、第2回森ビル建築都市デザインコンペ2等、インパクパビリオン公開賞など、国内・国際特許を各2編ずつ取得。

久原真人さん
1976年、埼玉県生まれ。
設計会社を経て、2000年よりフリーランスデザイナーとして活動開始。商環境デザインを中心に、空間、プロダクト、グラフィック、セールスプロモーションの企画・デザインに携わる。以後2005年にかけて、日本インテリアデザイナー協会役員、公立中学校非常勤講師、ビーコンコミュニケーションズプロダクトデザイナー、専門学校空間系学科講師を歴任。2006年より財団法人国際メディア研究財団研究員。商業施設士。主な実績に、オーパスデザインアイウェア商品化、ダイソンデザインアワード2003入賞案特許利活用、東京デザインマーケット2005デザイン採択など。