新学術領域「システム癌新次元」に採択されました!(武藤)

2015/07/01

文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 (研究領域提案型)(複合領域:4701)「システム癌新次元 ~がんシステムの新次元俯瞰と攻略~」の計画班として、当研究室から申請していた「ゲノム解析の革新に対応した患者中心主義ELSIの構築」が採択されました。領域代表は、宮野 悟教授(東京大学医科学研究所)で、計画班には稲澤譲治教授(東京医科歯科大学)、小川誠司教授(京都大学)、高橋 隆教授(名古屋大学)、岡田 随象教授(大阪大学)という錚々たるメンバーがおられます。研究期間は、平成27年度~31年度までの予定です。研究班のウェブサイトはこちらです。

この計画班では、がんゲノム研究の大規模化により利活用しうる膨大なゲノムデータが創出され、また、がんの生涯罹患率の上昇も後押しする形で、「未病」段階から研究・診療目的のゲノム解析を経験する時代を迎えています。本研究は、これまで捉えられてこなかったがんに関する ELSI 課題を先取りし、がん研究者、情報系研究者と連携しながら新たな位相に位置するがん ELSI 研究を学問分野として錬成し、現在の我々の想像を超えたがんゲノム研究・診療を支え、時に対峙しうる人文・社会科学の枠組みを構築することを目指しています。

これからどのような活動ができるか、しっかり考えて取り組んでいきたいと思います!