【院生室より】オーストラリアのNewcastle大学の学生が訪問されました

2016/09/26

こんにちは、D1の李怡然です。

9月26日にオーストラリア、Newcastle大学ロースクールのNola, Ries先生と学生17名が公共政策および医科学研究所内のバイオバンク・ジャパンをご訪問されました。
Ries先生は昨年の5月にもお越しくださいましたが、今年は前回よりも多くの学生さんを連れての、にぎやかな再訪問となりました。
私も一年半ぶりの再会を心待ちにしていたので、Ries先生が覚えてくださっていて、声をかけてもらったのがとても嬉しかったです。

まずは公共政策のセミナー室にて、武藤先生から日本のバイオバンク・コホート事業の概要や、それに関連した法規制・ガイドライン、倫理的・法的・社会的課題についてのお話がありました。皆さん、熱心にメモを取り、患者さんから得るインフォームド・コンセント(同意)の考え方やコンタクトのとり方についてなど、次々と多くの質問が飛び出しました。法学を学ぶ学生たちだけあって、法やルールについての関心が深かった気がします。

つづいて総合研究棟に移動し、松田浩一先生からバイオバンク・ジャパンの取り組みや施設の最新システム、得られた研究の成果についてのレクチャーをいただいたあと、実際にバイオバンクのDNA保管庫、血清・血しょう保管庫、組織保管庫を見学しました。自動化された大型の機械や保管タンクなどに興味津々でした。私も一緒について見学したのですが、なかなか滅多に入ることができないのでその都度びっくりします。4℃前後で維持されたDNA保管庫の部屋は冷蔵庫の中にいるような冷たさでした。

お昼を一緒に食べたあと、再び質疑応答の時間があり、そこでも学生たちから活発に質問が出ました。逆にオーストラリアのバイオバンクのネットワークや国のルールについても教えていただき、参考になりました。日本の小学生は土曜日に学校に行くのか、街中にゴミ箱が少ないのはなぜなのか、といった予想外の質問も・・・。

今週一杯まで日本に滞在しいろいろな場所を見学されるようです。みなさん楽しんでいた様子で、私たちも何よりです。

Thank you for coming! We are looking forward to see you again!

(D1・李怡然)