【みらいのかぞくプロジェクト】きっとあなたを排除しない!~日本科学未来館「”みらいのかぞく”を考える~人の心・制度・科学技術~」(2/11)(武藤)
2016/01/16
このたび、日本科学未来館で始まる、「みらいのかぞくプロジェクト」の監修をお引き受けすることになりました。
日本科学未来館の理念は、「科学技術を文化として捉え、私たちの社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うための、すべての人々にひらかれた場」だそうです。でも、最初にお話を頂いたときには、「果たして日本科学未来館は、異性愛中心主義、ジェンダー、婚姻、生殖性といった規範から解き放たれ、性自認、性的志向、家族観、住まい方の多様性を認め、さらに必ずしも科学技術の利用を推奨しないプロジェクトなど、実施できるのでしょうか!?」と思いました。
もしも、「26歳までに産むのが“みらいのかぞく”っしょ、ウェーイ」とか、「生殖補助医療技術でバンバン少子化対策していくっしょ、ウェーイ」とか、「やっぱ血縁が大事っしょ、ウェーイ」みたいな展開だったらどうしようと思い、最大限の厳戒態勢を敷いて打合せに臨みました。が、どうやら問題意識は共有できるのかも・・・と、恐る恐る信じるに至り、日本科学未来館で、敢えて「家族」を語り合うという挑戦に一緒に挑もうと決めました。
そのキックオフイベントが、2月11日(祝・木)に行われることになり、国立民族博物館の松尾瑞穂さんと登壇します。日本科学未来館で、自然科学者ではない二人が登壇というのも画期的かと思っております。
タイトル: | 「“みらいのかぞく”を考える~人の心・制度・科学技術~」 |
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開催日時: | 2016年2月11日(木・祝) 13:00~15:00 |
開催場所: | 日本科学未来館7階 イノベーションホール |
定員: | 80名 |
参加費: | 無料 |
主催: | 日本科学未来館 |
申込方法: | 要事前申込(詳細・お申込はこちらへ) |
そして、ファシリテーターは、科学コミュニケーターの樋江井哲郎さん、田中健さんです。
■樋江井哲郎さんブログ 「夫婦の姓、違う人がいたら嫌ですか?」
■田中健さんブログ「「みらいのかぞく」プロジェクト、始動!」
なにしろ初回ですから、そして、家族問題に長けているとは言い難い日本科学未来館ですから、家族について一言申し上げたいという方々が集うものの、たぶん不完全燃焼かもしれません。そして、このご時世、炎上も覚悟かなー。せめて「来場された、あなたを排除しない」ということだけは、精一杯の努力をしたいと思います。よろしかったらお運びくださいね。