2015年度第8回公共政策セミナー

2016/01/06

本日、2015年度、第8回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2016年1月6日(水) 10時00分~12時30分

発表者1: 井上悠輔(東京大学医科学研究所公共政策研究分野 助教)
タイトル: ゲノム医療と人工知能の接点
発表者2: 楠瀬まゆみ(東京大学医科学研究所公共政策研究分野 特任研究員)
タイトル: 臓器移植法18年を振り返る

概要:

2010年7月に「臓器の移植に関する法律」(臓器移植法)が施行されてから、5年が経過した。1997年10月の臓器移植法の施行後2010年の改正が行われるまでの約13年間で86件であった脳死下での臓器提供は、2015年6月末までの約5年間で244件になったが、日本臓器移植ネットワーク調べによると、脳死下臓器提供数は増えているが、心停止後の提供を含めた臓器提供総数の増加には至っていない。本発表では、1997年の臓器移植法の成立から2010年の改正までを、政策分析手法の一つであるB. B. Longest Jr.のA Model of the Public Policymaking Processに基づき分析するとともに、改正から5年を経た現状について概観する。