2015年度第1回公共政策セミナー

2015/05/20

本日、2015年度、第1回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2015年5月20日(水)10時00分~12時30分

発表者: 佐藤桃子(学際情報学府 文化・人間情報学コース 修士課程1年)
タイトル: 羊水検査に関する産婦人科医の倫理的判断の変遷

概要:

1970年代、優生思想に基づいた羊水検査の実施は「障害者差別である」と社会から批判された。しかし2013年に導入された新型出生前診断(NIPT)など、日本における出生前診断は限定的にせよ存続している。そこで本研究では、出生前診断を実施してきた産婦人科医に焦点を当て、彼らが羊水検査を倫理的にどのように捉えていたかを分析した上で、その倫理観がNIPT導入に及ぼした影響を考察した。本報告では2015年2月に提出した卒業論文の内容を紹介し、今後の展望を述べる。

発表者: 岩本八束(新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 修士課程2年)
タイトル: メディアにおける「バイオバンク」の語られ方―日米の新聞記事比較を通して―
発表者: 李怡然(学際情報学府 文化・人間情報学コース 修士2年)
タイトル: 医学系研究における子の権利と告知―出生コホート研究を事例に―