2014年度第5回公共政策セミナー

2014/10/01

本日、2014年度、第5回目の公共政策セミナーが開かれました。
内容は以下の通りです。

◆日時:2014年10月1日(水)10時~12時

報告者: 岩本八束(新領域創成科学研究科・修士課程2年)
タイトル: メディアにおける「バイオバンク」の語られ方-日米の新聞記事比較を通して

概要:

現代の生命科学・医学研究において、ヒト試料を用いた研究は不可欠であり、ヒト試料の収集・保管・配布を行う「バイオバンク」は重要な役割を担っているが、その認知度は決して高いとは言えず、社会と「バイオバンク」との関係構築は途上にあると言える。関係構築に当たり、マス・メディア、特に新聞は重要な役割を担うと考えられるものの、これまで新聞記事上で「バイオバンク」がどのように扱われてきたのかは明らかにされていない。以上のような背景から、修士課程では新聞記事上において「バイオバンク」がどのような存在として形作られており、どのような問題として取り上げられてきたかを明らかにするべく、メディア言説分析を用いて、日米の新聞記事を比較・検討を行う。今回のセミナーではその進捗状況を報告する。

報告者: 小林智穂子(学際情報学府・博士課程1年)
タイトル: 従業員参加型社会貢献活動の社会学的研究

概要:

セミナーでは、これまでの研究成果と博士課程における研究計画をご報告します。今後の研究の概要は、以下の通りです。企業が自社の従業員のボランティア活動を支援する企業ボランティアプロジェクト(NPO支援を目的としたボランティアプログラム)に着目し、従業員ボランティア本人、および、ステークホルダーの実態調査を行い、現状と課題を抽出する。そのうえで、従業員参加型の社会貢献活動モデルを完成させ、福祉社会・勤労者双方の福祉を実現する条件を考察する。