企画展 【boundary face ⇔ 界面空間】のお知らせ

2010/01/28

東京大学医科学研究所主催 第三回サイエンスアート企画展
『boundary face ⇔ 界面空間』― 岩崎秀雄・井上恵美子展

─── 実験室で芸術家は何を観るのか

会期: 2010年2月24日(水)~3月18日
会場: 近代医科学記念館(東京都港区白金台4−6−1)
開館時間: 平日:10時~18時/土日:10時~17時
休館日:月曜日・祝日

【関連企画】

○岩崎秀雄氏と井上恵美子氏によるアーティストトーク:2010年3月6日(土)11:00~12:00
○岩崎氏登壇によるサイアートカフェ:同日14:00~16:00(主催:東大医科研公共政策研究分野)

【作家略歴】

岩崎秀雄氏(生物学者・造形作家)
1971年東京生まれ。早稲田大学理工学術院 准教授。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、名古屋大学大学院理学研究科 助手を経て、2005年より現職。2007年より日本科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任)。生物に観られるダイナミックな時空間パターン形成(体内時計と形態形成)の原理を、できるだけ単純な解析しやすい生物(シアノバクテリア)を用いて解析している。その傍ら、現代美術における切り絵造形の可能性を模索するとともに、主宰する生物学研究室を一部アトリエ化することで、生命科学と美術の新たな境界領域(バイオメディア・アート)の創作・研究を展開している。SICF(2008, 2009)、ハバナ・ビエンナーレ(2009)などに出展、2010年には東京大学での井上恵美子との二人展のほか、オランダ・ペーパービエンナーレへの出展やリンツ(オーストリア)での個展などを予定。美術分野でトヨタ美術展立体部門優秀賞(2004)、SICFリクター賞(2008)、生命科学分野で井上研究奨励賞(2003)、日本時間生物学会奨励賞(2004)、文部科学大臣表彰若手科学者賞(2008)を受賞。

井上恵美子氏
1983年アメリカ・ニュージャージー州生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域修了。油絵の思考をベースとしてその表現方法、素材、プロセスを考察し、美術史をふまえながら制作・研究を続ける。2008年から早稲田大学電気・情報生命工学科、岩崎研究室にてバイオメディアを用いた作品の制作を開始。近作に『painting with...』(Omoh gallery, 2009)、『vanishing you (world)』(2008)がある。


【東大医科研サイエンスアート企画展及び公共政策研究分野主催サイアートカフェについて】
東大医科研サイエンスアート企画展及び公共政策研究分野主催サイアートカフェは、「アートの現場でサイエンスを語る」イベントとして、2008年にはじまりました。
今後も、一般の人々がサイエンスをテーマとする最新のアート作品と最先端のサイエンスに同時に触れることのできる場を、年二回を目標に提供していく予定です。